背中・腰の痛みwaist

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、腰の骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで腰痛や坐骨神経痛、下肢のしびれなどを引き起こす疾患です。
長時間の負担や加齢による椎間板の変性が関係しているとされ、症状の程度には個人差があります。
また、椎間板が突出していても、必ずしも痛みやしびれなどの症状が現れない場合もあります。

男性 40代会社員趣味 ロードバイク 週3回50km~100km程度

主訴

近医より転院。来院時腰部の痛みは軽減しているも、前屈時の痛みがあり不定期で左膝窩~足底にかけて痺れが出現する。後屈時に痛みはないが可動域が出ない。痺れの再現性は乏しいが、運動強度が高い日や長時間座っていると痺れが出る。

検査

近医での検査はX-P検査のみ
LRテスト(+)、FNSテスト(-)
膝蓋腱反射 健側(正常)患側(やや減弱)
アキレス腱反射 健側(正常)患側(減弱)
筋出力(MMT)膝伸展 健側5、患側5
カーフレイズでの踵の高さ変化なし
感覚異常特になし

治療計画と治療の実際

① 主訴に対する治療計画

ワディット(中周波治療器)を用いて坐骨神経~総腓骨神経に対し、神経ブロック効果を狙う。超音波を用いてL5、S1神経根を狙い照射し、疼痛緩和を狙う。

② 痛みの原因に対する治療計画

体幹前屈時、左仙腸関節開大、左PSIS高位のマルアライメント修正。
寛骨は前傾、尾骨右方偏位のマルアライメント修正。

① 主訴に対する治療の実際

初回から必ず施術後にワディット、超音波をセットで行った。超音波設定(設定周波数1.1?、デューティサイクル100%、時間5~7分、1.0~1.2(w/?))
ワディットは使用後に若干の痺れ感が残るが、時間が立てば軽減。出現頻度は段々減ってくるも運動強度が上がると出現することもあった。複数回行い最終的には殆ど痺れが感じなくなった。
超音波は数回1.0w/?以下で照射していたがあまり変化は感じられなかった。すこし上げて1.2w/?でかけると照射中に音波痛が出現するもその後痛みが改善するので数回繰り返した。

② 痛みの原因に対する治療の実際

左仙腸関節開大、左PSIS高位のマルアライメント
マルアライメントにより仙腸関節が不安定になることで疼痛と不安感が出現するため組織間リリースにて左右の寛骨を左右対称にする。
大腿筋膜張筋、腸脛靭帯、外側広筋、中殿筋、大腿直筋、鼠経靱帯のリリースを数回行い、前屈時の痛みは軽減したが不安感は残存したため仙腸関節安定化させるスタビライズで大殿筋単収縮トレーニング、スイングストレッチで殿筋と背筋の同時収縮エクササイズを行った。数回繰り返し、自宅でもエクササイズを行うと痛み不安感は改善された。
右寛骨前傾、尾骨右方偏位のマルアライメント
大腿筋膜張筋、腸脛靭帯、大腿直筋、大腰筋のリリースを行い、尾骨右方偏位に対しては、大殿筋浅筋膜、大殿筋、仙結節靱帯のリリースを行った。数回で後屈可動域は改善された。可動域保持のため自宅で大腿伸筋群の静的ストレッチの指導を行った。

治療終了時は痛み痺れは殆どなく、趣味のロードバイクも一日60km~9km走っても問題ない状態を維持できており、その後は定期的に自費診療にてにてメンテナンスを行い現在は治癒。

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは、腰の骨(腰椎)が本来の位置から前後にずれてしまう疾患で、中高年に多くみられます。
ずれた腰椎が神経を圧迫することで、腰痛やお尻・太ももへの痛み、しびれなどの症状が現れます。
特に、立位や歩行時に症状が強くなり、少し休むと再び歩けるようになる「間欠性跛行」がみられることがあります。

腰椎分離症

腰椎分離症とは、腰椎の一部が疲労骨折を起こし、骨のつながりが分離してしまう疾患です。
スポーツによる繰り返しの負担が原因となることが多く、成長期の小・中学生に多くみられます。
主な症状は腰痛で、特に運動時に痛みが強くなる傾向がありますが、日常生活では症状が軽いため見逃される場合もあります。
早期に適切な治療や安静、姿勢・身体バランスの調整を行うことで、回復が期待できます。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなり、神経が圧迫されることで症状が現れる疾患です。
加齢による骨の変形や椎間板の膨らみ、靱帯の肥厚などが原因となり、中高年に多くみられます。
腰やお尻、脚の痛みやしびれが特徴で、歩くと症状が強くなり、少し休むと再び歩けるようになる「間欠性跛行」がみられることがあります。
また、前かがみ姿勢になると症状が和らぐ傾向があります。

ギックリ腰

ぎっくり腰とは、急に強い腰の痛みが現れる「急性腰痛症」のことを指します。
重い物を持ち上げた時や身体をひねった時、くしゃみや咳など、些細な動作をきっかけに発症することがあります。
動けないほどの強い痛みを伴う場合もあり、筋肉や関節、靱帯などに急激な負担がかかることで起こると考えられています。
早期に適切な治療を行うことで、慢性的な腰痛への移行を防ぐことが期待できます。

男性 50歳 会社員

主訴

1週間前から腰のハリを訴えていた、物を持ち上げようとした際腰部を捻り負傷し来院。

検査

前屈・後屈・回旋時疼痛著明
ケンプテスト 陽性
SLRテスト 陰性(痺れはないが、ハムストリングの筋緊張あり)

治療計画と治療の実際

① 主訴に対する治療計画

張りのある筋に対して、低周波・超音波治療を行った。

② 痛みの原因に対する治療計画

ハムストリングスの柔軟性低下の改善
骨盤のマルアライメントの解消
下位胸郭拡張不全の解消

① 主訴に対する治療の実際

疼痛・張りのある腰部?仙腸関節部に中周波治療を行い、疼痛軽減した。
筋性防御などにより張りがある臀部・下肢外側部に干渉治療を行い、筋緊張緩和した。

② 痛みの原因に対する治療の実際

寛骨マルアライメント解消のために、股関節前外側/臀筋/ハムストリングの滑走不全を解消することで、マルアライメント解消、股関節屈曲・伸展可動域が改善した。
下位胸郭拡張のために、リアラインコア・パピーエクステンションなどのエクササイズを行うことで、下位胸郭拡張。

合計3回の治療で痛み、機能回復することができた。現在はメンテナンスとして引き続き通院中。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて現れる痛みやしびれなどの症状の総称です。
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、腰の疾患によって神経が圧迫されることで起こることが多くみられます。
また、筋肉の緊張や癒着によって坐骨神経が圧迫され、症状が現れる場合もあります。
長時間の立位や歩行で悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。

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